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検定外教科書 Treasure |
中高一貫校用に開発された新しい英語教科書。(プログレス21と同じく文部科学省の検定を受けていないため、現時点では正確には副教材という位置づけになっています)
中高一貫英語教育研究会が編集しZ会が出版する「検定外教科書」。2003年に初版が発行され、首都圏では採用校が増えている。
プログレス同様に音声及び会話重視の内容で、生徒が親しみやすいようにイラストなどを使って工夫している。文法のまとめもわかりやすい。また別売りでワークブックや音声CDもあるが、学校直販のみで、学校を通さずに入手することはできません。
内容は、高度な文法力と豊富な語彙力をベースにして、 構文力と長文読解力を養成することを目指して構成されている。同時にヒアリングCDを使用することによって音声面にも対応しています。
ページ数も検定教科書の2倍以上あり、かつ、内容がきわめて高度であるために、しっかりと授業を受け、正しい学習方法で予習、復習を徹底させていかないと、容易に消化不良を起こしてしまい、”英語嫌い”になってしまいます。
主として中学の3年間に扱うのはGRADE1 からGRADE3までで、教科書としての全体的な構成はスタンダードに近く、一般の文部科学省検定済教科書と大きな違いはありませんが、一番の違いは、「読むボリューム」と「語彙量」です。
中学学習指導要領が定める3年間での学習語彙が900〜1100語であるのに対し、Treasure Grade1(中1〜中2初期)では1100もの語彙数を扱います。Grade3(中3〜高1中期)終了時には、計3200語もの語彙を学習する
計算になり、これは英検2級およびセンター試験合格に必要な語彙数に匹敵する量になります。さらに高校で扱うGrade4とGrade5を含めると総計で約6,300語にも上る数になります。検定教科書で学習した場合は約2,700語程度にしかすぎ
ません。この圧倒的な語彙数の差は大学入試の長文読解問題に大きな影響を与えることは間違いなく、単語数の違いは英語力の差になって表れてきます。 |
2002年以降、基礎・基本に重きをおく学習指導要領が施行されることが決まったため、「検定外教科書」を中心に授業を進めている6年一貫校が以前より増えているのが現状です。
中高6年一貫校では、なぜ「検定外教科書」を使うのでしょうか?
一つは、検定教科書ではその性格上、記述内容が制限されており、中学受験を経てきた生徒にとっては、質量ともに物足りないことが少なくないからです。また、1週当たりの各科目の学習時間が公立中学のそれと比べて多いため、授業の組み立てが容易ではないこともあります。
さらに、大学入試を視野に入れたとき、「検定外教科書」では早めに高校課程に入るのに都合のよい内容になっている、ということも理由の一つになります。
ちなみに、英単語一つとってみても中学校3年間で比べた場合、検定教科書で習う単語数は約900語であるのに比べ、プログレス21やTreasure、Birdlandなどの検定外教科書では約3000〜3700語です。
ここでは、「検定外教科書」を授業に取り入れている中高一貫校をリストアップしてみました。
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検定外教科書 Treasure 採用校 |
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江戸川学園取手・水戸英宏・栄東・西武文理・開智・獨協埼玉・浦和明の星・大宮開成・国府台女子・市川・昭和学院秀英・かえつ有明・麹町学園・共立女子・学習院女子・海城・攻玉社・品川女子・田園調布雙葉・駒場東邦・実践女子・宝仙学園・巣鴨・城北・吉祥女子・聖徳学園・啓明学園・帝京大学・穎明館・本郷・高輪・北豊島・順天堂・白梅清修・浅野・横浜共立・聖光学院・桐光学園・自修館・成城・吉祥女子・品川女子学院 |
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