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検定外教科書 体系数学 |
「体系数学」は数研出版発行の、中高一貫校における数学の検定外教科書。正式名称は「6ヵ年教育をサポートする体系数学」という。
中学・高校における数学の学習内容を、6巻8分冊でまとめ、中高6ヵ年の内容を体系的に再編成した,教科書タイプのユニークなテキストである。
指導要領では、中学校での範囲を体系数学2(中学2年生向け)までで終わらせて、体系数学3(中学3年生向け)からは、高校の範囲を扱い、1年先取りする形をとれるようになっている。このような特徴から、多くの中高一貫校で授業用の教材として使用されている。
その内容においても、また量においても、普通の教科書とは、数段レベルが違う印象がある。例えば、「等しい」関係を表す「方程式」は中学校の1年生で学習するが、「大きい」「小さい」といった「不等式」の関係を学習するのは、高校の1年生である。
「等しい」「大きい」「小さい」これらはごく自然とつながって理解される事柄であるため、体系数学では、「方程式」に続いて「不等式」を学習するようになっています。
このように、「体系数学」シリーズでは、理解の流れを重視して編纂し、授業の中心として使用する教材として多くの学校で活用されています。
教科書は、代数編と幾何編に分かれ、それぞれが教科書と問題集に分かれています。・体系数学(1代数、1幾何、2代数、2幾何、3、4、5、6)
・体系数学問題集:教科書に準じる問題集
・チャート式体系数学(1代数、1幾何、2代数、2幾何)
基本的に学校直販であるが、書店でも販売され一般にも入手可能である。 |
2002年以降、基礎・基本に重きをおく学習指導要領が施行されることが決まったため、「検定外教科書」を中心に授業を進めている6年一貫校が以前より増えているのが現状です。
中高6年一貫校では、なぜ「検定外教科書」を使うのでしょうか?
一つは、検定教科書ではその性格上、記述内容が制限されており、中学受験を経てきた生徒にとっては、質量ともに物足りないことが少なくないからです。また、1週当たりの各科目の学習時間が公立中学のそれと比べて多いため、授業の組み立てが容易ではないこともあります。
さらに、大学入試を視野に入れたとき、「検定外教科書」では早めに高校課程に入るのに都合のよい内容になっている、ということも理由の一つになります。
ちなみに、英単語一つとってみても中学校3年間で比べた場合、検定教科書で習う単語数は約900語であるのに比べ、プログレス21やTreasure、Birdlandなどの検定外教科書では約3000〜3700語です。
ここでは、「検定外教科書」を授業に取り入れている中高一貫校をリストアップしてみました。
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検定外教科書 体系数学 採用校 |
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都立武蔵・品川女子学院・都立小石川中等・豊島岡女子学園・吉祥女子・女子学院・晃華学園・淑徳SC・鴎友学園・フェリス・横浜雙葉・品川女子学院・愛知南山・江戸川女子・大妻・渋谷教育学園・国府台女子学院・市川・共立女子・麻布・湘南白百合・浦和明けの星・日大中学校(日吉)・清風南海・奈良帝塚山・東山中学・カリタス女子・森村学園 |
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